「おがさわら丸」から下船し、父島に到着いたしまして。
その後、お宿に荷物を置きましてからすぐ、ダイビングサービス「マリンコンダクター エスコート」のスタッフさんがお迎えに来て下さり。
車で数分の場所に位置します二見港へ。
乗っていました「おがさわら丸」が見えます。
同じ港に停泊しているダイビングボート。
こちらが「MARIN CONDUCTOR ESCORT」のボートです。
では・・・いよいよ!
出航です!!!!!
テンション上がりすぎてヤバめ!
準備万端!
みんなで記念撮影。
真ん中にいらっしゃいますスリムな男性が、我々のガイドをして下さいますベテランガイドさんでいらっしゃり水中写真家さんの「南 敏夫さん」です。
1本目のダイビングポイントは沈船ポイント「横だおし」
快晴の中、ポイントに到着しますと・・・!
なんと!イルカの集団に遭遇!!
「ミナミハンドウイルカ」が15頭ほどと・・・
「ハシナガイルカ」が約50頭と!
混合群でした!
前もってのお話しでイルカに遭遇しますと、その際には海に降りてシュノーケル・スキンダイブをして遊んだり撮影したりできるので、いつでも海に入れるよう準備ておきましょうと言われていましたが。
ミナミハンドウイルカは人が海にいると興味を持って遊んでくれるそうなのですが。
ハシナガイルカはクールで相手してくれないことが多いそうな。
混合群でしたがハシナガイルカが主体なので、今回はドルフィンスイムはあきらめて予定通りダイビングをする事に。
いやはやしかし!
快晴で青い海が広がる中、到着するやいなやイルカの集団がお出迎えしてくれるなんて・・・おそるべし小笠原の海!!
動画撮影してみましたので是非ご覧下さい!!
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スマートフォン用に縦画面サイズに調整しておりますので、ご覧頂きます際には少々小さくなっております。
(拡大ボタンをタップしますと大画面になります。)
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イルカ登場でテンションMAXの状態で、いざ沈船ポイント「横だおし」にエントリー!
ガイドさんについて行きます。
こちらのお方は「まさひろ君」
現在は西表島でダイビングサービス「遊びなーら」のオーナーガイドさんですが、過去にここ父島に6年住んでおられ「マリンコンダクター エスコート」に現地ガイドとしてお勤めでいらっしゃる経験の持ち主さんでいらっしゃいます。
メインガイドの「南さん」との2ガイドという感じで、なんとも頼もしい!
「ヤッコエイ」発見!
進んでいきますと。
いたるところに船の残骸があります。
太平洋戦争時に沈んだ船だそうで。
以前は利根川丸という名前で紹介されていたそうなのですが。
よくよく調べてみたら利根川丸ではないことが判明したそうです。
そして、こちらの魚が!
「ユウゼン」です!!
小笠原諸島など、南日本の一部にしか生息していないチョウチョウウオ。
他のチョウチョウウオとは全く違い落ち着いた色合いをしていまして、体の色が友禅染(ゆうぜんぞめ)の模様に似ていることから、この名前がついたとも言われています。
ふだんはペアでいることが多いのですが、小笠原諸島では初夏に「ユウゼン玉」と呼ばれる成魚の群れが見られます。
このような感じの小笠原らしい生物をいろいろ紹介してもらいます。
ユウゼン、カレハスズメダイ、コビトスズメダイ、ベニオチョウチョウウオ、ハナエニシキウミウシ、イトヒキブダイ(小笠原固有種)、ヒレナガカンパチなどなど、沖縄ではまず見られない生物がたくさんいます。
沈船を横目に進んでおりますと・・・「南さん」がタンクを指示棒で叩いて我々を呼んでいる!
な・な・なんと!
いきなりの「シロワニ」登場!!
デカい!3m近くあります!!
しかも近い!!!!!
手が届くほどの至近距離です!
こちらの写真と。
こちらの写真。
そしてこちらの写真は、友人「Tomo くん」が撮影した写真。
めちゃくちゃカッコいい!!
沈船を背景に大きなシロワニ。
小笠原の海といえば!絶滅危惧種とされている巨大なサメ「シロワニ(Sand Tiger Shark)」
他の海ではまず出会う事ができない巨大なサメ。
小笠原の海での遭遇率が高いとはいえ、会えないこともあるわけで・・・そんなシロワニといきなり1本目に遭遇できました!
超ド迫力です!!!!!
身体じゅう傷だらけのこのシロワニはメスとの事です。
サメのオスには、交尾のための「交接器(クラスパー、交尾器)」と呼ばれる生殖器が2本あるので、腹ビレに2本の棒状突起物があればオス、なければメスという感じに判別できます。
交尾の際にオスがメスの身体に嚙みついて離れないようにして交尾を行うそうで、体や胸ビレの傷はその傷跡だそうです。
歯の形状上、捕食しようとして人を襲う事は無いそうで。
噛みついて丸呑みできるサイズの物しか捕食しないそうです。
なので必要以上に怖がる事はありませんが、シロワニたちも大きいしある程度大きめの人間を怖がる様子も無く、わざわざ近くに寄ってくる感じは度々ありまして。
我が道を進んでは僕たちを避けるでも無く、「私は退かないからオマエらが道を譲れよ!」ってな感じで、威嚇の意味で身体をぶつけてきたような感じでした。
後で聞いたお話しで・・・実際、シロワニを背景にセルフィー撮影の自撮りをしていたダイバーが、後ろから頭を噛まれたという過去の事例もあるようです。
各種サメと対峙する際には、後ろを向いたり目を離さないようにしようと思いました。
そんなシロワニを。
間近で、じっくりと観察。
そして写真と動画の撮影する事ができました!
後に聞かせて頂いたお話しで。
「南さん」は小笠原でガイドをされて30年、この「横だおし」にてシロワニに遭遇したのは過去に1度だけだったそうで、今回は2度目と!
かなりレアで貴重な体験をする事ができました!!
感動で泣きそうです!
この場を離れたくない。。。
しかし、後続の他のチームもいらっしゃいますし、我々も時間の制限がありますので後ろ髪をひかれつつその場を離脱!
撮影しました動画も是非ご覧下さい!!
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スマートフォン用に縦画面サイズに調整しておりますので、ご覧頂きます際には少々小さくなっております。
(拡大ボタンをタップしますと大画面になります。)
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1本目が終了し、その後の2本目は「赤ブイ」
ニラミハナダイ・ミナミイスズミ・キホシスズメダイ・クダゴンベ・レンテンヤッコ・コガネヤッコなどなど、たくさんの魚も紹介して頂きましたが。
ウミウシもたくさんおりました!
串本ではそれほど珍しくない「ニシキウミウシ」がいました。
(逆に小笠原でこの子が見られる方が珍しいようです。)
で、こちらは小笠原諸島でしか見られないとの「ハナエニシキウミウシ」
真っ赤なボディに紫の縁取り、白に暖色ライン入った華やかなエラを持つニシキウミウシです。
「パイナップルウミウシ」
パイナップル2個体。
「キイボキヌハダウミウシ」
「ユキダマウミウシ(ヒュプセロドーリスフェロースイ)」
ウミウシの中には名前に「ボニン」と付く小笠原の固有種がまして。
この出会いました子は「ボニンユビウミウシ」
小笠原諸島は別名「ボニン・アイランド」と呼ばれていて。
小笠原は約200年前まで無人島であったため、「ぶにんしま」と呼ばれていたそうで、英語圏では小笠原諸島のことをボニン・アイランド(Bonin Island)と呼ぶそうです。
ちなみに小笠原という地名は、1593年に信濃国の武士であった小笠原貞頼が発見したという言い伝えからきているそうです。
ダイバーは小笠原の青く美しい海をボニンブルーとの愛称で呼びますね~。
そんなこんなでイルカに始まり、大物から小魚、ウミウシまで楽しめたダイビングでした。
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さて・・・マリンコンダクターにお世話になりましたダイビングは終了いたしましたが。
それでは終わらず、休憩をはさみましての移動後。
到着しましたビーチ「製氷海岸」
「まさひろ君」ガイドの元。エントリー!
「スギノキミドリイシ」という枝サンゴが群生しています。
時期的に、あわよくばサンゴの産卵が見れればと期待しながら潜りましたが。
残念ながら数日早かったようで見れず、産卵までもう少しだったようです。
「ホウセキキントキ」などの小さな魚に会いましたり。
枝サンゴエリアを探索します。
事前に「まさひろ君」から・・・「13年前までガイドをしていて、この製氷海岸で度々シロワニと遭遇する事があったので、今回で会えれば良いのですが。。。」とのお話しを聞いておりましたが!
出たぁ~!!!!!
「シロワニ」登場!!!!!
沈船ポイントのシロワニよりも小さめの個体でしたが、それでも2m近い身体なのでデカい!
「シマアジ」の赤ちゃんを引き連れていました。
シロワニを撮影する倉橋の図。
こんな感じで優雅に泳いでおり。
近づいて来ては、尾びれにぶつかりました!
本日、3本潜りましての1本目と。
3本目にシロワニと出会えるなんて・・・なんとラッキーな!
こちらでも動画撮影しましたので、ご覧下さい!!
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スマートフォン用に縦画面サイズに調整しておりますので、ご覧頂きます際には少々小さくなっております。
(拡大ボタンをタップしますと大画面になります。)
かさねましてですが・・・
おそるべき小笠原・父島の海!
それでは時間がまいりましたので浮上いたします。
浮上しますと「おがさわら丸」が見えました。
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さて・・・サンセットダイビングを無事に終えまして。
こちらは停泊している「おがさわら丸」
ライトアップされてキレイです。
宿に帰る前に「とびうお桟橋」なる船が停泊している港に寄って頂きましたら、島の方々や旅行者さんたちのギャラリーがいらっしゃり。
湾内をのぞき込みますと大きな「マダラエイ」が入港していました。
しかも、いっぱい!これは迫力があります!!
そして!なんとなんと!!
「シロワニ」も港に入って来ていました!!
そう!この「とびうお桟橋」は。
たびたびシロワニが入りこみ。
岸壁から至近距離で見る事の出来るスポットなのです。
風も穏やかで水面が乱れていない透明度の良い海況でしたので。
じっくりと観察する事ができました!
写真を撮ったり。
動画を撮ったりで。
みんなで一緒に楽しむ事ができました!
ダイビングの1本目と3本目、そして湾内のシロワニと。
父島での1日目で3匹のシロワニと遭遇できるなんて・・・めちゃくちゃ幸運です!!
動画撮影しましたので、是非ご覧ご覧下さい!
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スマートフォン用に縦画面サイズに調整しておりますので、ご覧頂きます際には少々小さくなっております。
(拡大ボタンをタップしますと大画面になります。)
今日は良い夢が見れそうです・・・と言うのはのはまだ早く!まだまだアクティビティは終わらず!!
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この季節はウミガメが産卵のために上陸する時期でして、この後には怒涛のスケジュールが。
21:00、ウミガメの産卵をチェック カメがいなかったので一旦「とびうお桟橋」へ移動。
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22:00、あらためてシロワニの撮影をしたかったけど、1時間粘ってもシロワニが来なかったので宿へ帰る。
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22:30 再びビーチに行ってカメチェックをしたら、もうカメが産卵してしまったという情報。
(この時点で倉橋と堂丸とさっちゃんは就寝する事に。なのでこの後の行動は他のメンバーさんのお話しです。)
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23:00、おがさわら丸の夜景撮りをしたかったのでおがさわら丸の撮影。
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0:30、最後のチャンスでもう1回カメチェックすると産卵しそうなカメを発見。
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1:30、無事に産卵シーンを目撃し、ホテルへ帰るも「明るい時間のカメも撮りたい」という事で3時起き。
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2:00、カメラやライトの充電をしてから仮眠。
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3:00、起床し、再びカメチェックしてたら産卵しそうなカメを発見。
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5:00、産卵を終えたカメが海へ帰る。
睡眠時間はわずか1時間という過密スケジュールで1日目を過ごされましたメンバーさん、本当にお疲れさまでした。
本来のプランは、1航海滞在する中で徐々に目的を達成していく予定だったそうなのですが。
6月4日以降は天気が荒れるという予報が出ていたので雨が降ったら行けないし風が弱い間に見ておこう。
という事で初日にやりたい事の大半をクリアする計画を立てて頂いたという流れでした。
そんなこんなで濃厚な初日を終え、あとの3日間ダイビングにアクティビティにと楽しむ事となりますが、それはまた後日のDiaryに掲載させて頂きますね。
まだまだ小笠原諸島・父島での旅は続きます!!
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2024年6月の小笠原諸島・父島ダイビングツアーを掲載しておりますので、是非ご覧下さい。
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6月1日【小笠原諸島ダイビングツアー前日】
2024年2月のダイビング・ログ。
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2月19日【 沖縄本島に到着!】
2023年11月のダイビング・ログ。
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11月20日【 ダイビング in 串本(1日目)】
2023年10月のダイビング・ログ。
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10月16日【 ダイビング in 串本】
2023年7月のダイビング・ログ。
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7月2日【 石垣島から西表島へ!】
2023年5月のダイビング・ログ。
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5月22日【 ダイビング in 串本】
2023年2月のダイビング・ログ。
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2月25日【 第31回・串本海中フォトコンテスト授賞式】
2023年1月の与那国島ダイビングツアー♪
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1月23日【 石垣島、そして初の与那国島へ!】